【連載コラム】内向型の自分を変えたいあなたへ #20

PR
本ページにはプロモーションが含まれています。

自分から声をかけられない、みんなの視線や人前で喋ることができない、こんな悩みをかかえてはいませんか?

この連載ではサイレントセールストレーナーの渡瀬 謙氏の著書「内向型の自分を変えたい」と思ったら読む本」から、そんな悩みを抱えて生きる方へ同じく自らの性格に40年以上、悩んできた渡瀬さんが培ってきた内向型人間の「弱み」を「強み」に変えるまでのお話を抜粋してご紹介します。

#20では第4章最後として「自信のなさや判断のブレをどう乗り越えるか」についてお話ししています。
#1はこちらから

第4章 自分の立ち位置が決まれば何があってもブレなくなる 4/4

これでもう迷わないで決められる

「自分はこれでいいんだ。このままのやり方で正解なんだ!」そう思えることができたらどんなに心が軽くなるでしょう。
私は20歳を過ぎて大人になっても、まだ自分に自信が持てない状態が続いていました。
なにか壁に当たると、すぐに動揺して思い悩んでしまいます。そのストレスから食欲がなくなり、お腹を壊します。本当にちょっとしたことが起きても、そうなってしまう自分の弱い精神がたまらなくいやでした。

ぶれない軸が欲しいと思いました。何かが起きたときにその軸を通せば、自動的に答えが出てくるような、そんな自分なりの判断基準を持ちたいと願っていました。
子供の頃から人と接することをできるだけ避けて通ってきた私には、絶対的に体験が不足していたのです。
普通の子なら、人と触れ合うことで感情のバランスのとり方が自然に培われていくのでしょうが、内向型の私はコミュニケーションの経験値が足りずに、ひとりで行き詰っていました。

だからといって、いきなり人と接するようにできるかというと、それもうまくできません。

そこで私は、本を読むことにしました。
いろんな本を読めば、いろんな人の考え方に触れることができる。
そこで疑似体験をしていけば、人付き合いにも生かせるかもしれない。
そう思ったのです。年間200冊くらいの乱読を4年間続けました。
それが血肉になっているかというと、はっきりとはわかりませんが、ひとつだけ言えることがあります。

それは、たくさんの本を読んだという自信がついたことです。
一種の成功体験かもしれません。もちろん私よりもたくさん本を読んでいる人は大勢いるでしょう。
それでもたいていの人よりは、自分のほうが読んでいる数は多いということが、何も持っていなかった私にとって、ひとつの武器になってくれたのです。

自分の立ち位置が定まらないときや、考えがいつもブレてしまうとき。
さらには人の意見が気になるときというのは、自分に自信がないからです。
これも内向型の性格が関係してきます。内向型の多くは子供の頃から、欠点を指摘されたり注意されたりすることが多いです。
いつも自分のマイナス面が気になっていて、それを人並みのレベルに上げることをゴールにしがちです。
ですから、自分のプラス面を引き上げようという思考にはなりにくく、結果的に自分の得意なものが何もない状態になってしまうことが多いのだと私は考えます。
そこで、何かひとつでいいので、人に自慢できるようなことを持つための努力をしてみることをお勧めします。
それがキャラとして、マイナスだけどプラスの部分に当てはめることができれば、自分に自信が持てるのと同時に、自分の立ち位置も固めることができます。

迷わない自分をつくるために、プラス面を意識して作ること。
そうすることで、内向型でも認められる存在になれるのです。
これまでマイナス面にかけてきた時間を、プラス面にかければ、案外すぐに手に入れることができますよ。
なんせ、内向型の集中力はすごいものがあるのですからね。

集団のなかで自分の立ち位置は不可欠

いくら内向型で人付き合いが苦手とはいえ、基本的に社会生活をしなければ、給与は入ってきません。
その多くは会社という集団組織に入ることになります。これがそもそも内向型人間を悩ませる原因です。

私は高校生のときの遅刻と早退の数がズバ抜けて多い生徒でした。
別に不良とかではありませんでしたが、できるだけ学校にいたくない気持ちがそうさせていました。

学校なら行きたくなければサボることもできますが(本当はダメですが)、会社をサボると給与の保障はなくなってしまいます。
それは生活にも直接影響するので、避けなければなりません。
でも、本音では行きたくないというジレンマを常に抱えているのが、多くの内向型人間だと思います。

内向型と仕事の関係は、次章で詳しくお話ししますが、人間の生活を支える仕事との相性があまり良くないのですね。
私も最初は当たり前のように会社勤めをしていましたが、やはり「会社に行きたくない」気持ちは最後まで消せませんでした。
すきを見つけてはさぼることを考えていたものです。
それでは仕事にも身が入りません。

私は、会社が居づらいのは、上司という存在のせいだと思っていました。
イヤな上司に会いたくないから、会社に行きたくないのだと。
でものちに部下を持ったときも、会社に行きたくないという気持ちになりました。
できるだけ、ひとりになりたいと思ったのです。
そうなるともう、上司も部下も関係ありません。
単に他人と一緒に仕事をすることにストレスを感じていたということです。
そのストレスとどう付き合うか、そして少しでもストレスを減らすにはどうすべきなのか。
それは内向型が社会生活を送るうえでの、避けられない課題です。

本章でお話ししてきた集団のなかで自分の立ち位置を決めるというのは、内向型が生きていくための必須項目だと私は考えています。
人に迷惑をかけないように、波風立てずにひっそりと過ごそうとしても、やはりストレスと緊張の日々がずっと続いてしまいます。

だとしたら、少し頑張って自分を一歩前に押し出して、まわりから認められて必要とされる存在になるほうが、精神衛生的にも上だと思うのです。
何よりも余計なストレスを減らしていかないと、肝心の仕事にも集中できません。
そうして自分のスキルを磨くことにシフトしていけば、将来独立して仕事をすることも選択肢のひとつとなるでしょう(実際に私がそうでした)。

内向型人間でも、自分が好きなように生きられるのです。
そんな希望を持って次の章に進んでください。

👉 次回(#21)からは第5章、仕事のストレスを減らす重要さについてお話ししていきます。

PR

人気記事トップ10

PR
PAGE TOP