No.017 仕事に集中すればたいていの悩みは解決できる

今日もネットカフェからこんにちは。
コミュ力ゼロ美です。

プライベート、職場限らず常に人間関係に関する悩みは尽きません。
先日、定例会議で突然普段は参加しない役員の方が参加したのですがなぜか私に向けて

「最近病欠が多すぎないか？体調管理はちゃんとしないと」

と注意されました。
私はここ数カ月病欠はしていないので恐らくだれかと間違えているのでしょう。
訂正しようとあわあわしていたら会議が進行してしまい訂正できませんでした。

その日以来ずっともやもやしてしまい仕事中も考えてしまいます。
私は今でもあの役員から「病欠の多い社員」と認識されているのでしょう。

部署内でそのような評価は受けていませんし、勤怠はデータで保管されているので問題ないと言えば問題ないのですが‥‥。
このようなちょっとした心のダメージは時間が解決してくれることが多いですができればすぐに忘れたいものです。

こういう時はどうすればいいのでしょうか？
今回はそんな「悩んでしまった」ときのお話です。
もしよかったら参考にしてくださいね。

渡瀬 謙

仕事に集中すればたいていの悩みは解決できる

渡瀬 謙著 「コミュ力ゼロからの「新社会人」入門」より

どこに行っても一番の悩みは人間関係

　　コミュニケーションが苦手な人は、いつも人間関係で悩んでいます。おそらくこれまでの人生のなかで悩まなかった時期はなかったかもしれません。
　私は小学生の一時期、いじめられていました。まあ今の時代ほど陰湿なものではなかったですが、下駄箱の上履きを隠されたり、机に落書きをされたり、からかわれたりというものです。おとなしい私は何もやり返すことができませんでした。
　でもやっぱり心は痛みますから、腹も立ちますし悔しい気持ちもありました。何かで解消しないと収まりません。
その怒りのエネルギーを私は勉強に向けました。何でも良かったのですが、たまたまそうしたのかもしれません。これって変ですかね。
すると、成績が上がるので少しは気持ちが解消されました。おまえらには勉強では負けないぞという対抗心もあったのかも。子供ながらにうまく心のバランスを取ろうとしていたのでしょう。

社会人になって会社に入ってからは、いじめられることはありませんでしたが、キツイ言葉を投げかけられたり、バカにされたりはしました。まあ相手も人間なので、イライラしているときにそうした言動になったのかもしれません。
　ただ、私はどうしても心が弱くて敏感なので、ちょっとした言葉にも強く反応してしまいます。言った相手が思っている以上に、ダメージを受けやすい体質なのかもしれませんね。すぐにストレスがたまります。
　そんなときは、小学生の頃を思い出すようにします。あのときのように、何か別のことに集中することで、気持ちを切り替えるようにしていました。

　私は営業を教える仕事をしているので、ときどきこんな相談がきます。
「上司からは、もっと明るく元気にしなさいと言われるのですが、もともとそういうタイプではないので、どうしてもムリが出てしまいます。客先でも顔がこわばって売れません。どうしたらいいでしょうか？」
　営業成績があがらないうえに、上司からのプレッシャーでダブルのストレスを抱えていました。

　それに対して私はこう聞きます。
「あなたが目指すのは、明るく元気な性格になることですか？　それとも売れる営業マンになることですか？」

しばらく考えてから、彼は「売れる営業になることです」と答えました。
　そこで私はこうアドバイスします。

「では、上司の言うことは一応聞くふりをして、客先では素の自分のままで営業しなさい。とにかく成果を出すことに集中するのです。そのための手法は教えます」

　数ヶ月後、彼はトップ営業になっていました。すると上司からはもう何も言われなくなったそうです。売れるようになった部下に対して、ダメ出しをする人はいません。逆に、「どうやって売っているんだ？」と聞いてくるようになったとのこと。

　仕事をしていれば、いろんな雑音が入ります。ときには理不尽な要求をされたりします。そんなときは、とにかく自分の仕事で成果を出すことだけに集中しましょう。ストレスから気を紛らわすことができるうえに、仕事ができる存在になれば、まわりの目も変わってきます。一目置かれる存在になります。まずは仕事ができる存在になること。そうすれば、たいていの問題は解決してしまいます。

今回は「人間関係の悩み」に関わるお話でした。
繊細な人はそうでない人より心のダメージが大きくなりがちです。
自身の心を守る為にも「仕事に集中する」というスキルを身に着けるのは大事だと思います！

では次の記事でまたお会いしましょう！
お疲れ様です！！