No.021 会話のきっかけは、「過去の質問」から

PR
本ページにはプロモーションが含まれています。

今日もネットカフェからこんにちは。
コミュ力ゼロ美です。

今回も引き続き「会話の基本」編です。
ここまでのお話では上手な雑談において「相手に喋ってもらう」という必殺技を学びました。
少しずつコミュニケーションにおける自身の手札が増えることにニヤリとしてしまいます。

「コミュ力ゼロ美」という名前からの卒業も近いかもしれません(喜)
今回は更に「相手に喋ってもらう」為に必要なお話になります。
もしよかったら参考にしてくださいね。

渡瀬 謙
渡瀬 謙

会話のきっかけは、「過去の質問」から

渡瀬 謙著 「コミュ力ゼロからの「新社会人」入門」よ

レスポンスの悪い質問をするのは逆効果

 会話の基本は相手にしゃべってもらうこと。そこで意識すべきは、「どうしたら相手にたくさんしゃべってもらうことができるか」という視点です。まずはこの意識に変わるだけでもコミュニケーション能力は格段に上がります。
 そのうえで、具体的な方法をいくつかご紹介していきましょう。まずは、相手が答えやすい質問から。

 相手にしゃべってもらうためには、ただ黙ってジッと待っているだけでは始まりません。こちらからの働きかけが必要です。それが「質問」になります。
 これは心理学的にも言えることですが、人は質問されるとそれに答えようとする本能があります。その証拠に、人から質問されて無視すると、モヤモヤとした罪悪感を覚えるもの。生きていくうえで、人とのコミュニケーションを遮断しないようにとするものなのでしょう。
 だからといって、何でも質問すれば答えてくれるものでもありません。やはり使い分けが重要になってきます。

 たとえば、あなたにこんな質問をしてみます。

「10年後は何をしていますか?」

 さていかがでしょうか。答えがすぐに頭に浮かびましたか?
 ちょっと答えにくいですよね。ではこちらはどうでしょうか。

「明日のお昼ご飯は何を食べますか?」

 これもおそらく答えにくいはずです。
 これらの質問に共通しているのは、「未来」です。これから先のことを聞くのを私は「未来の質問」と呼んでいます。
 未来のことというのは、そもそも考えていないことが多いので、「急にそんなことを聞かれても……」と相手を戸惑わせてしまうことがあります。
 では答えやすい質問は何か? 未来の逆、つまり「過去の質問」です。

スムーズに会話が回る質問をしよう!

 先ほどの質問を過去に変えてみましょう。

「10年前は何をしていましたか?」
「昨日のお昼ご飯は何を食べましたか?」

 こちらのほうが圧倒的に答えやすいですよね。過去のことはすべて知っていることですから、記憶をたどれば出てきます。答えやすいということは、スムーズな会話になりやすいということです。質問するたびに相手にいちいち考え込まれたら困りますよね。過去から聞くことを意識するだけで、会話の質が上がります。

 さらに、過去の質問というのは、相手の気持ちへもプラスに作用します。

「あなたのことをもっと知りたいです」

 そう言われたら、悪い気はしませんよね。それが異性からならなおさらです。相手の過去を聞くというのは、相手への興味の表れでもあるということを知っておいてください。自分に対して興味を持ってくれる人に悪い感情はおきないものです。

 この過去の質問というのは、おそらく無意識に使ったこともあるはずです。それをこれからは意識的に使ってみてください。想像以上に相手がしゃべってくれることに驚くはずです。私は普段から営業マンにもそう勧めています。ビジネスの場でも大きな効果がありますよ。

過去から聞くと相手がしゃべりやすい上に好感度があがる

私がたまに聞いてしまう「今週のお休みはなにされるんですか?」は未来よりのお話なのでちょっと答えづらい可能性がありますね。
あっ…そもそもそんな質問できるほど仲良くなかったかも…。

今回は相手に喋ってもらう為の「きっかけ」に関するお話でした。
まずは自分がアクションを起こすこと、そして相手が答えやすい質問をすることがスムーズな会話のはじまりに繋がるんですね。
最初のアクションを起こすのはコミュ力ゼロな人には難易度がまだ高いですが、これができるようになれば大きな前進になります!

では次の記事でまたお会いしましょう!
お疲れ様です!!


PR

人気記事トップ10

PR
PAGE TOP