No.039 社会が受け入れてくれるのは、自分に正直な人

PR
本ページにはプロモーションが含まれています。

今日もネットカフェからこんにちは。
コミュ力ゼロ美です。

皆さんの考える「コミュニケーション力」がある人ってどんな人ですか?

私の中にある「コミュニケーション力」がある人は明るくて話が上手い人です。
そういう人に憧れをもちそういう人になろうと努力していた時期がありました。
しかし無理してそういう理想をつくっていた時は仕事も人間関係もうまくいきませんでした。

今回はそんな私と同じような過去を持っている方にはおすすめのお話になります。

渡瀬 謙
渡瀬 謙

社会が受け入れてくれるのは、自分に正直な人

渡瀬 謙著 「コミュ力ゼロからの「新社会人」入門」より

営業の常識が覆った瞬間

 私は今でこそ営業を教える立場ですが、昔は本当に売れない営業マンでした。
 もともと口下手で性格も暗いので営業には向いてないと言われてきました。実際に売れないのは、やはりそれが原因だろうと思うのは当然のことです。

 そこで、一生懸命にしゃべる練習をしました。会社でも練習する場はあったのですが、それでは足りずに家に帰ってから風呂場などで声を出していました。明るい表情を作ることも苦手だったので鏡を見ながら笑顔の練習もしました。話し方の本や性格を変える本なども読みました。
 そうして、自分なりにうまくできるようになったと思い、お客さまのところへ行くのですが、それでも売れません。するとこう考えます。

「まだ練習が足りないんだ。もっと頑張らないと」

 ますますしゃべり方の練習に励んでいました。その繰り返しの日々。

 そんな私を見かねたリーダーが声をかけてくれました。

「明日、俺と一緒に営業に行くか?」

 営業同行の誘いです。営業の仕方を実地で見せて教えようとしてくれたのです。もちろん声をかけてくれたのはうれしいです。しかし私は内心こうも思っていました。
「でもあなたの営業スタイルを見せられても参考にならないだろうなあ」
 そのリーダーはしゃべりがうまくて明るい性格の持ち主だったのです。そんな人の営業を見ても自分に真似ができるはずがない。そんな気持ちのまま、翌日一緒に出かけて行きました。

 ところが、お客さまの前に座ったリーダーはいつもと様子が違っていました。もっと明るく盛り上げるのかと思いきや、ずっと黙ったままなのです。相手の言葉に応じる程度で、笑顔もありませんでした。体調でも悪いのかな?

 そうしてしばらく静かなやり取りが続いたあとで、お客さまが「じゃあこれください」と言いました。そうです、売れたのです。なぜ売れたのかわかりませんでした。
 その日はあと2件行きました。全部で3件行ったのですが、すべて同じように売れてしまいました。私の頭は混乱しました。営業の常識が覆ってしまったからです。
 ただこれだけはわかりました。しゃべらなくても売れるのだということが。

自分にウソをつくことが最大のマイナス要因だった

 そのあと、私は自分の営業スタイルを見直しました。リーダーやっていたことを思い出しながら、自分なりに工夫し始めたのです。
 その結果、中途入社10ヶ月目にして営業トップの成績を出すことができました。
 私がやったことは単純です。上手にしゃべる練習を止めて、素の自分のままで客先に行きました。当然、ぎこちないしゃべりです。ムリのある笑顔も止めました。すると今まで感じたことがないほどお客さまとの距離感が縮まりました。自然体で会話ができて、結果として売り上げにつながっていったのです。

 私はずっと勘違いしていました。上手にしゃべることや明るく振舞うことが大事なんだと。でもそれは一方で、自分を偽って見せていたのです。
 お客さまが受け入れてくれたのは、自分に正直になった私でした。しゃべるのが苦手で暗い性格。ただそれはマイナス要因ではなかったのです。自分にウソをついてカッコつけようとしていたことこそが、最大のマイナス要因だということに気づきました。
 それ以降、営業以外の場面でも、できるだけ素の自分でいることを心がけるようにしました。それが表面的にはカッコ悪いことだとしても、正直な人を社会はきちんと受け入れてくれるものなのです。

渡瀬 謙
渡瀬 謙

長く付き合える人は、内面を見ている

コミュ力ゼロ美

コミュ力ゼロ美、持ち前の暗さと声の小ささと困り顔たれ眉毛は隠さずに生きてゆきます。

いかがだったでしょうか?

自身を客観的に見るのは非常に難しいことですが無理に明るく振舞っていた自分は当時周りからどのように見えていたのでしょう。多分ひとめで無理していることがバレていたと思います。

基本的に合わなかったり大きな問題がなければ同じ会社に数年務めることになりますし同僚とも同じくらい一緒に過ごすことになります。
基本週5で8時間自分を偽っていれば身も心も疲れてしまいますね。
しかも原因は「明るくて話が上手くないとダメだ」という自身の凝り固まった意識でした。

自分にあったコミュニケーション力を身に着けることが大事ですね。
では次の記事でまたお会いしましょう!
お疲れ様です!!

PR

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

PR

人気記事トップ10

PAGE TOP