No.040 一目置かれる存在になれば、誰も文句は言わなくなる

PR
本ページにはプロモーションが含まれています。

今日もネットカフェからこんにちは。
コミュ力ゼロ美です。

「成果を出せる5つの視点」編もこちらで最後となります。
いままでの記事で必ずしも明るくて話がうまい、所謂理想的なコミュニケーション能力を持つことが正義ではなく自身にあったコミュニケーション能力を身に着けることが大事であるというお話が何度か出てきたと思います。

しかし、このことを私自身が理解し実践していたとしても周りの上司や同僚が同じ考えというわけではありません。
私がそうであったように「明るくてハキハキ喋る」ことがコミュニケーションにおいて絶対に必要な要素だと考える人もいるはずです。

私自身に合っていないだけで「明るくてハキハキ喋る」こともコミュニケーションにおいてはひとつの正解だと思いますし、実際にそういう方に会うととても印象がいいですよね。
問題はコミュニケーションのスタイルが違う人同士が同じ組織として働く場合におきる人間関係の問題です。
上司と部下、先輩と後輩という関係性が多くある組織ではアドバイスという形で声の小ささや表情の硬さを指摘してくる人もいると思います。
とくに営業職などは外の人と接する機会が多い分コミュニケーションを重視される方も多いはずです。

自分自身のスタイルを崩さず周りを納得させるにはどうしたらいいのでしょうか…?
今回はそんな人間関係に関するお話になります。

渡瀬 謙
渡瀬 謙

一目置かれる存在になれば、誰も文句は言わなくなる

渡瀬 謙著 「コミュ力ゼロからの「新社会人」入門」より

成績が先か?人間関係が先か?

「もっと明るく元気に電話をしなさい!」

 そう上司から言われ続けて悩んでいたYさんの話をします。彼が私のセミナーに参加していたのが最初の出会いでした。セミナー終了後に声をかけてきたのです。
「売れずに悩んでいます。上司からもいつも怒られてばかりでつらいです」

 そんな切実な相談でした。私は確認しました。
「売れる営業になりたいのか、それとも上司から怒られないようにしたいのかどっちですか?」

 すると彼は両方だと答えます。それでも私がしつこく確認すると、しばらく考えてから「売れる営業になること」と答えました。そうしたやりとりをしながらも、彼がとても内気でおとなしい性格だというのがわかりました。

 そこで私は言いました。
「上司からなんと言われようとも売れる営業になりたいのなら協力します」

 これは別にいじわるをしているのではありません。実際に、上司の指示と営業マンの性格とのミスマッチが売れない原因であることが多いのです。また私の指導は、一般常識とは逆で「しゃべるな、笑顔を見せるな、売り込むな」という感じなので、とくに根性論で攻めてくる指導法とは相性が悪いというのもありました。

 そうして3ヵ月後、彼は売れる営業マンに変わりました。社内の記録を塗り替えて自他ともに認める優秀な営業になったのです。もちろんそれは彼の実力です。私はほんの少し手助けをしたのに過ぎません。
 営業として成果を出すことができると、まわりの反応も違ってきます。とりわけ、いつもうるさく言ってきた上司の対応が大きく変わりました。

うるさい上司を黙らせるための方法とは

「どうしてそんなボソボソとした電話で売れるんだ?」

 別に嫌味で言っているのではなく、本当に不思議そうに聞いてきたそうです。仕事で結果を出したことで、上司からのうるさい指示もなくなりました。それどころかむしろ「どうやっているの?」と聞いてくるようになったのです。
 彼は、売れない悩みと上司の悩みを同時にクリアすることができました。

 このYさんと同じように悩んでいる人はとても多いのです。上司としても部下を困らせようとしているわけではありません。どうにかして部下に成果をあげて欲しいというのが本音です。だからこそ口うるさくなるのです。でもそれが部下からするとプレッシャーになっているのが現状です。
 ただ、よく考えてみると、上司も部下も目的は同じなのです。Yさんの場合は売れるようになること。つまり共通の目的だけにフォーカスして、成果を出す努力をすれば、すべてが解決します。
 とかく人間関係で悩みがちな性格だと、どうしてもコミュニケーションに視点を置きがちです。そこに気を取られるあまりに、本来の仕事に手がつかなくなることもあります。

 そんなときこそ、自分の仕事に集中して、とにかく成果を出すこと。そもそも会社が求めているのもそこですし、上司もそれを望んでいます。その間、いろんな雑音が耳に入ってくるかもしれません。それをうまくやり過ごして成果を出すことを優先しましょう。一目置かれる存在になることを目指すのです。

 それこそが最終的には、人間関係の悩みも解決してくれる最短距離なのです。

渡瀬 謙
渡瀬 謙

目の前の仕事だけに集中すると、いろんな悩みが解決できる

コミュ力ゼロ美

ひとりひとりが自分にあったスタイルで仕事をしながら全員が成果をだせる状態になれると理想的ですね。

いかがだったでしょうか?

上司・先輩のアドバイスは大事ですがそこに振り回されてしまうと結果を出す前に折れてしまいます。
結果を出すというゴールを見失わないように目の前のタスクを捌いていきましょう!

では次の記事でまたお会いしましょう!
お疲れ様です!!

PR
PR

人気記事トップ10

PAGE TOP