自分から声をかけられない、みんなの視線や人前で喋ることができない、こんな悩みをかかえてはいませんか?
この連載ではサイレントセールストレーナーの渡瀬 謙氏の著書「内向型の自分を変えたい」と思ったら読む本」から、そんな悩みを抱えて生きる方へ同じく自らの性格に40年以上、悩んできた渡瀬さんが培ってきた内向型人間の「弱み」を「強み」に変えるまでのお話を抜粋してご紹介します。
#18では「短所を消すのではなく、強みと組み合わせて個性に変える」をテーマにお話しします。
#1はこちらから
第4章 自分の立ち位置が決まれば何があってもブレなくなる 2/4
■ マイナスだけどプラスの法則
人は誰しも、マイナス面もあればプラス面も持っています。
人それぞれに、いろいろな面を持っているから、個性が生まれてくるのです。
内向型の性格は、一般的にはマイナスに捉えられることが多いですよね。
そのために、マイナスを克服しようと努力する姿もよく見られます。
でもその行為はもう止めようというのが、この本の主旨でもあります。
マイナスはそのまま残しておいて、プラス面をもっと伸ばすとどうなるか。
とても際立つキャラになれるのです。
たとえば私の場合。
「クラスで一番無口だったけど、リクルートでトップ営業」というのが、キャッチフレーズです。
単なるリクルートでトップ営業だった人ならたくさんいますが、クラスで一番無口だった人がトップになるのは、そうはいないでしょう。
それによって個性がより強力に立つのです。
このキャッチフレーズのおかげで、私はかなり得をしています。
自己紹介でも使えますし、営業的な意味でもお客さまを引き寄せてくれます。
現在の私のビジネスを支えてくれていると言ってもいいでしょう。

そして、ここで効いているのが、マイナス面の部分なのです。
マイナスを見せることで、ギャップ効果によってプラスがより高く見えるのです。
テストで同じ100点を取ったとしても、前回80点だった人よりも、前回0点だった人のほうが、すごい感じがしませんか?
マイナスとプラスの差が激しいほど、プラス面の印象が良くなるのです。
ということは、マイナス面をあらかじめ持っている内向型の人は、好印象になりやすいと言えるでしょう。
「だけど、自分にはプラス面がひとつもないんだけど……」
おそらくそう思っている人は多いはず。
でも大丈夫です。
プラスを作ることだけに時間を集中させればいいのです。
これまでマイナス面にばかりに向けていた分を、すべてプラスを伸ばすことに使いましょう。
すると案外短期間でものになったりするのです。
好きなことや得意分野をひとつ作ると考えてみてください。
たとえば、こんな風に言えたらいいと思いませんか?
「口下手だけど、トランペットが得意」
「人見知りだけど、パソコンの知識はプロ級」
「無口だけど、MBAを持っている」
自分がなりたい人物像を先に決めて、逆算してプラス面を習得するのもありです。
このように、マイナスとプラスを組み合わせることで、独自の個性が生まれてきます。
すでに自ら持っているマイナスのギャップを有効利用しましょう。
