今日もネットカフェからこんにちは。
コミュ力ゼロ美です。
社会人になると自分と同い年の人がちょっと珍しくなるくらい年齢がバラバラの環境で働くことになります。
中学1年生の頃は3年生の先輩がすさまじく大人に見えたものですが…社会に出る頃には2歳差くらいだと自分と同年代という括りになるのは面白いですね。
同年代の場合は学生の頃流行ったものや好きなものが被る可能性が高いので共通の話題ができやすく会話も弾みやすいです。
しかし年齢が10歳も20歳も離れているとどうでしょう?
会社での飲み会、取引先とのちょっとした雑談など実は会話の機会は結構多いです。
20代や30代の若手の人は特に上司が一回り二回り年上という場合も多いと思います。
共通の話題がなく相手が年上、目上の人の場合の会話はどのようにすれば弾むのでしょうか。
今回はそんな「目上の人との会話」についてのお話です。
もしよかったら参考にしてくださいね。

「教えてもらう」会話を心がければ目上の人も恐くない
渡瀬 謙著 「コミュ力ゼロからの「新社会人」入門」より
共通の話題がないから会話ができない!?
私が営業研修の講義を終えると、ひとりの新人営業マンがやってきました。
「ちょっとお伺いしてもいいですか?」
「はいどうぞ」
「お客さまが年配の人が多いので、どうしてもうまく会話ができないのですが、どうしたらいいでしょうか?」
じつはこの質問、結構多いんです。自分の祖父母くらいに年の離れた相手と、どうやって話を合わせたらいいのかで悩んでいるケース。
まあ本当の祖父母なら、孫に対して優しく話してくれたりもするでしょうが、相手がお客さまではそうはいきませんよね。やはり営業マン側から話しかけるのが通常です。その際に、どんな話をするのがいいのでしょうか。
よくやりがちなのは、相手の知識レベルに無理やり合わせようとしてしまうこと。普段は読まないような新聞や雑誌を見たり、興味もないのに政治や経済のニュースを観たりと、なんとか共通の話をしようと頑張っているのですが、それではうまくいかないでしょう。
そこには、対等の知識がなければ会話はできないという思い込みがあります。
そもそも大きく年齢が離れた人と、いくら知識を詰め込んでも同じレベルになることなどはほぼ不可能ですよね。無理なことを頑張るのは、正しい頑張りではありません。
相手との知識の差が歴然とあるときでも、対等に会話をすることはできます。
それが「教えてもらう」会話です。
これなら知識が無くても会話ができる
相手が年配のときは、共通の話題で対等に話そうとするのではなく、教えてもらう立場になることをお勧めします。
「前の会社ではどんなお仕事をされていたんですか?」
「総合商社で営業をやっていたよ」
「営業ですか! 何年くらいやっていたんですか?」
「30年以上になるかなあ」
「そんなに! すごいですね。私は今年営業になったばかりなんです。ぜひ営業のコツを教えてください!」
こう若者に言われたら、「よし、教えてやるか」と気持ちよく教えたくなるものです。とくに仕事を引退した人などは、誰かに頼られることに喜びを感じます。そんな気持ちをくすぐる効果もあります。
この教えてもらう会話は、自分にまったく知識がないものでも使えるのでとても便利です。
「私、盆栽ってまったく知らないんですが、良さを教えていただけませんか?」
「俳句ってあまりなじみがないんですが、教えていただけますか?」
知らないけど、良さを知りたいとか、興味があるという態度を示せば、相手は喜んで教えてくれます。その結果、相手ばかりがしゃべっていてもOKです。聞き役に徹するだけで、お互いの関係はより深いものになるでしょう。
年配の方はもちろんですが、知識人や著名人、専門家などにも使えます。相手が偉い人だからといって委縮することはありません。堂々と、教えてもらう会話を心がけましょう。
相手を気持ちよくさせるには教えてもらう会話が最適です。
なるほど…必ずしも共通の話題で対等にお話する必要はないんですね!
これも相手から話題を引き出すテクニック、深いです。
目上の人との会話術、いかがだったでしょうか。
職場やビジネスの場に限らず初対面の年上の人にもバッチリなテクニックですね。
私はさっそく部長に試したいと思います。
では次の記事でまたお会いしましょう!
お疲れ様です!!