【金ノ子みちる】人手不足なのに採用されないのはなぜ?【第22回】

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朝は一杯のコーヒーと辞表を読む優雅な朝食、こんにちは金ノ子みちるです。
私のコラム「金ノ子みちるのその転職ちょっとまった!!」では就職・転職に悩む皆様にちょっと役に立つ情報を発信していくよ。

■ 「どこも人手不足らしい」??

最近は「どこも人が足りない」「人手不足だ」とよく聞きますね。
飲食店ではスタッフが足りない。人手が足りずに営業時間を短縮するお店もある。
企業からも「採用が難しい」という声が聞こえてきます。

そんな話ばかり聞くと今は売り手市場?転職も楽勝?
なんて思ってしまいます。
…ところがどっこい、現実はそう甘くありません。

何社応募しても書類選考で落ちる。
面接まで進んでも採用されない。
そもそも希望する条件の求人が見つからない。

人手不足って言ってたじゃん!

そんな気持ちになる人もいるのではないでしょうか。
実はこの現象、決して矛盾しているわけではありません。
今回は、人手不足なのに採用されない理由について考えてみます。

おぼろげながら浮かんできたんです 不採用という文字が

■ 数字で見ると、本当に人手不足なの?

まずは日本の雇用状況について。
厚生労働省が2026年10月に公表した「一般職業紹介状況」によると、2026年8月の有効求人倍率は1.18倍でした。
有効求人倍率とは、仕事を探している人1人に対して、何件の求人があるかを表す指標です。
つまり、ハローワークで扱う求人は、求職者数よりも多い状況にあります。
一方、正社員有効求人倍率は1.00倍でした。

求人数全体では1倍を上回っていても、正社員の求人に絞ると数字は変わってきます。
なお、正社員有効求人倍率の計算には、正社員以外を希望する一部の求職者も含まれています。
また、求人倍率は採用される確率を表す数字ではありません。

「求人が多い」と「自分が希望する仕事に就ける」はまた違うお話ということです。

出典:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年8月分)について」

働き方はひとそれぞれ!

■ 企業は実際に人手が足りないと感じている

日本銀行の2026年9月の「短観」では、企業が人員を過剰と感じているか、不足と感じているかを調べています。
この結果も見てみましょう。

企業規模別の人手不足感

雇用人員判断DI(2026年9月)

大企業 -29
中堅企業 -38
中小企業 -42

※棒の長さは不足感の大きさを表現。 -50ポイントを表示上の基準としています。 企業数や不足人数を表すものではありません。

出典:日本銀行「短観(2026年9月調査)」をもとに作成

雇用人員判断DIは、全規模・全産業でマイナス38ポイントでした。
これは、人員が「過剰」と回答した企業の割合から「不足」と回答した企業の割合を引いた指標です。
マイナスが大きいほど、人員不足を感じる企業が多いことを意味します。

さらに規模別に見ると、大企業より中小企業のほうが不足感が強い結果となっています。
つまり、企業側に人手不足感があること自体はデータからも確認できます。
それでも採用されない人がいるのは、なぜなのでしょうか。

出典:日本銀行「短観(要旨)(2026年9月)」

求人の応募はどうしても大手に集中してしまうのはあるあるあるね

■ 人手不足でも「誰でも採用する」わけではない

理由のひとつは、企業が必要としている人材と、求職者が希望する仕事が一致していないことです。
よく聞くのが、企業側は「経験者」が要望しており、応募者は「未経験からOK」な会社を要望しているパターンです。
この場合会社も求職者も仕事を探しているのに採用は成立しにくくなります。
ほかにも、働く時間帯・勤務地・給与・必要な資格などなどが合わないケースがあります。
人手不足というのは、すべての職種・企業・条件で人が足りないという意味ではないのです。

項目企業の条件求職者の希望
経験即戦力の経験者未経験から挑戦
勤務時間夜勤・シフト勤務平日日中の勤務
勤務地指定勤務地への出社自宅近く・在宅勤務
給与採用予算内の待遇希望年収以上

※採用条件のミスマッチを説明するための例です。

ギリギリな会社は新人を育てる余裕がないことが多い…!

■ 採用されないとき、見直したいこと

ここまで見ると、人手不足なのに採用されない理由は単なる応募者の能力不足だけが問題ではないとわかると思います。
では、転職活動がうまくいかないときには何を見直せばいいんでしょうか。
まず確認したいのは、応募している求人と自分の経験・希望条件がどれくらい合っているかです。

・書類選考で落ちる? ⇒ 応募条件と職務経歴書の伝え方を確認する
・面接で落ちる? ⇒ 経験や強みの説明、企業が求める役割とのズレを確認する
・希望条件に合う求人がない? ⇒ 条件の優先順位を整理する

転職は、採用されることだけがゴールではないです。
ですから、採用されるためにムリに条件を下げる必要はありません。
大切なのは、企業に合わせることと、自分の希望を守ることのバランスです。

自分を求める
 会社を探せ!
  妥協はいらないぞ!

いかがだったでしょうか。
24時間四方六方から情報が飛んでくる時代、実際に矛盾が多い情報もよく混ざっています。
自分が置かれている状況をよくみて応募先を見極めてください!

ではまた次回お会いしましょう!
金ノ子みちるでした

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